ベートーヴェンの遺髪

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  • サイズ B6判/ページ数 278p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560028353
  • NDC分類 762.34
  • Cコード C0022

出版社内容情報

楽聖の遺髪がサザビーズの競売にかけられた! 遺髪の経路を徹底追跡、ナチの迫害に遺髪が関与していた謎、DNA鑑定が天才の病苦の真相を解明する。話題騒然の歴史ノンフィクション。 【編集部よりひとこと】 楽聖が創造した偉大な音楽は、時代を越え、世界中の人々に計り知れない影響を与えています。それは、楽聖の遺髪をめぐる一連の数奇な出来事も同様です。実に多くの人々が遺髪に関わりましが、それがその人の「運命」を大きく左右するのです。本書には、そうした驚くべき「人間ドラマ」が感動的に描かれています。

内容説明

1994年、楽聖の遺髪がサザビーズの競売にかけられた!動乱の欧州を転々とした遺髪の経路を徹底追跡、ナチのユダヤ人迫害に遺髪が深く関与していた謎、そして、DNA鑑定が天才の病苦の真相を明らかにする。話題騒然の歴史ノンフィクション。

目次

プレリュード
一七七〇年~一七九二年
一房の髪を切り取った少年
一七九二年~一八〇二年
ギレライエの贈り物
一八〇三年~一八一二年
サザビーズの遺髪の売立て
一八一三年~一八二四年
チェ・ゲバラのものとなった遺髪
一八二四年~一八二六年
現代の最新の顕微鏡
一八二六年~一八二七年
コーダ

著者等紹介

高儀進[タカギススム]
1935年生。早稲田大学大学院修士課程修了。現代英文学専攻。日本文芸家協会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くまこ

12
1827年にベートーヴェンが亡くなったとき、一房の髪を形見として貰い受けたユダヤ系の少年がいた。その後、ベートーヴェンの遺髪はナチスによるユダヤ人迫害の歴史を切り抜け、1995年にアメリカで、髪に含まれている微量金属の科学分析と、遺伝性疾患などを明らかにするDNA検査を受ける。検査の結果判明した事実とは?著者自身が小説風ノンフィクションと説明している通り、極上の歴史ミステリードキュメントに仕上がっている。ベートーヴェンの交響曲全集を聴きながら読み、とても面白かった。2013/06/09

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