出版社内容情報
地下鉄サリン事件などで世紀末の日本を震撼させたオウム真理教の世界観とは,また集団としての特徴は何か.洗脳,ナチズム,原爆投下等をめぐる考察で知られる精神医学者が,元信者への取材や米国のカルトとの比較をもとに究明.
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テツ
20
身体だけは大人になろうが平均以上の脳味噌を搭載していようが、自分を支えるものがなければ何かに縋りたくなり、現状に満足していなければちゃぶ台をひっくり返すような終末論に傾倒していく。オウム真理教の在り方や彼らがしでかしたことについて多角的に眺め調べていく一冊。自分がどれだけ空虚さを抱えていたとしても小太りで汚いオッサンに偉そうに説教されたら胸ぐらを掴みそうになると思うのだけれど、こうした集団にハマってしまう方々にはそうした出来事ですら新鮮だったのかな。2021/08/09
さえきかずひこ
8
オウム真理教を教祖、信者、組織などを対象として、精神医学や宗教学などの該博な知見を総動員して分析する一冊。オウムの研究書としては白眉の作と思われるが、翻訳は必ずしも良くなく後半にしたがって意味不明な文章が増え、不満が残る。翻訳作業に様々な制約があったことは想像に難くないが、その点は残念としか言いようがない。だが、読むべし。2017/05/01
米菓
3
なんとか読了したものの、理解できなかった箇所が多々ある。2023/10/25
tuppo
2
終末リセット。あまり結論づけたくない感じがしてなんとも言えない2016/12/18
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