出版社内容情報
ヨーロッパ史を語る際、不可欠なものに紋章がある。この紋章は中世の騎士が、戦場で敵味方を識別する際、楯に紋様を描いたことに由来する。紋章と、これに影響を受けた旗という二つのシンボル標章を軸に、多数の図版を通してヨーロッパの歴史と社会、時代精神などを解明する紋章と旗の文化史。
内容説明
華やかに彩られた紋章と旗というシンボルを軸に、ヨーロッパの歴史・文化・時代精神を解き明かすユニークな文化史。
目次
序章 生きている紋章
第1章 紋章の起源と略史
第2章 紋章学入門
第3章 主要シンボル・モティーフの由来と変遷
第4章 紋章と旗のヨーロッパ史
第5章 共同体とシンボル標章
第6章 差別とシンボル
終章 タテ社会とヨコ社会のシンボル標章