出版社内容情報
シチリア島出身の気鋭の歴史家が、膨大な史料を駆使して描くマフィアの歴史。ここに描かれたマフィア像は、従来のマフィア観をくつがえすものとしてイタリア本国で大きな反響を呼び、高い評価を得ている。マフィアに関する、最も新しく、最も本格的な研究書。
内容説明
マフィアはビジネスを行うが、ビジネスマンの集団ではない。交易を行うが、商人の集団ではない。政治家と交渉を行うが、政党ではない。犯罪組織ではあるが、単なる犯罪集団でもない。それでは、マフィアとは何か?シチリア出身の気鋭の歴史家による、従来のマフィア観をくつがえす最新かつ本格的な研究。
目次
第1章 マフィア論のいま
第2章 マフィアの「発見」
第3章 農場管理人と企業家
第4章 民主化から全体主義へ、そして再び民主主義へ
第5章 コーサ・ローロ(彼らのこと)