内容説明
ヨーロッパの近代ナショナリズムが拠り所とする国家の「民族的起源」とは何か―。ローマ帝国解体後の古代末期から中世初期までさかのぼり、その「神話」の実像を豊富な史料をもとに明らかにする。
目次
序章 ヨーロッパ・アイデンティティの危機
第1章 毒を含んだ景観―一九世紀におけるエスニシティとナショナリズム
第2章 古代における民族観
第3章 蛮族とローマ人
第4章 新たな蛮族と新たなローマ人
第5章 最後の蛮族?
第6章 新たなるヨーロッパ「民族」に向けて
著者等紹介
ギアリ,パトリック・J.[ギアリ,パトリックJ.][Geary,Patrick J.]
1948年米国ミシシッピ州生まれ。イェール大学で博士号(中世研究)を取得。現在、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)教授
鈴木道也[スズキミチヤ]
1969年生まれ。1996年東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、埼玉大学教育学部准教授。専門はヨーロッパ中世史
小川知幸[オガワトモユキ]
1970年生まれ。1998年東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、東北大学学術資源研究公開センター助教。同大学院文学研究科兼任。専門はドイツ中世史
長谷川宜之[ハセガワヨシユキ]
1969年生まれ。2003年東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、東北大学大学院文学研究科専門研究員、青山学院大学文学部非常勤講師。専門は古代ローマ史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Teo
主任