内容説明
チョーサー、シェイクスピア、ピープス、ジョンソン博士、ディケンズ、ワイルド、ウルフら、文豪たちは何を食べ、何を飲んでいたのか?中世から現代の「ブリジット・ジョーンズ」まで、文献と史料に基づいて、ロンドン子たちの“食の歴史”を風味豊かに描く。
目次
第1章 ご馳走は白鳥の丸焼き―チョーサー『カンタベリー物語』に描かれた中世
第2章 家庭菜園の時代―シェイクスピアが『フォルスタッフ』に食べさせたもの
第3章 外食文化の繁栄―二人の日記作家ピープスとイーヴリンが通ったクラブ
第4章 『英語辞書』と料理本―ジョンソン博士の愛したロンドン
第5章 産業革命と近代化のかげで―ディケンズ家の食卓
第6章 海亀のスープはお好き?―オスカー・ワイルドとカフェ・ロワイヤル
第7章 彼女の愛した隠れ家レストラン―ヴァージニア・ウルフと両大戦間のロンドン
第8章 変貌するロンドン食料事情―一九三九年から現在まで
著者等紹介
野中邦子[ノナカクニコ]
1950年生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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