出版社内容情報
すべての世代に贈るニーチェからの世紀を隔ててこだまするメッセージ集。生きる知恵と甘美な毒に満ちた言葉の数々は、読者を立ち止まらせ、思索する歓びと力を与えてくれるだろう。
内容説明
世紀をへだててこだまする哲人からのメッセージ。生きる知恵に満ちた深く細やかな言葉の数々は、読む者を立ち止まらせ、きびしい人生を生きぬく力を与えてくれる。
目次
ひたすら君の人生だけを読みなさい
よいものすべてに関与する
自分の活力の根
運び上げてもらうな
取り柄よりましなものなど存在しない
脳が考えているのではない、私たちが脳を考えているのだ
終わりがすべて目標ではない
私たちは実験である、またそうであることを望もう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nanami.n
1
パラパラ読みですが読了とするwニーチェは20年前に知り、興味あってマンガからムックまで読んでみたんだけどまだ理解できず。興味はあるのですが分かる本に出会えません。2014/05/26
くらーく
0
つまみ読みですが、なかなか良いかも。ただ、こうやって一部だけ抜き出すと、ニーチェの思想を曲解してしまうかも。まあ、そういう本ではないか。2015/12/25
ラルフ
0
ニーチェ、ゲーテ、フロイト…彼等が遺した言葉や哲学的思想を全て肯定することは不可能だが…彼等の言葉は、どれだけの時間が過ぎようと人間の真理をつき人々を鼓舞する力を持っていると思う。…時には、更に深い迷いを生じさせる事もあるけれど(笑)2009/08/29
malty
0
「国家も組織がきちんと整えられれば整えられるほど、人間はますます生気を無くしていく」「才気をひけらかそうとするものは、才気とは正反対のものもたっぷり備えているということを人に気づかせてしまう」2003/12/01
きぬりん
0
ニーチェの認識は「鎮静作用も鼓舞作用も併せ持って」いるという見地から編み出された、ニーチェの言葉集。ニーチェの様々な著作や遺稿からいくつかのテーマに沿って言葉が配列されているようだが、余計なキャプションや解説が付されていないところがむしろ心地よく、ニーチェの言葉そのものへと意識を向かわせてくれる。「はっきりいってかなりずさんなアンソロジー」に訳者が入念な校訂を加えている模様で、出典の呈示がしっかりとしているのも非常に好印象。『超訳ニーチェの言葉』など類書は夥しいが、個人的には目下のところ本書がベスト。2022/02/18