出版社内容情報
記号象徴作用のさまざまな実践を通して、西欧的ロゴスを問い直し、その乗り越えの方向を示すクリステヴァの記号論の集大成。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ichioka
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あらゆる権威の否定、打破のために奔走するバクーニン。しかし理論はなく、あるのは情熱だけ。そこがとても素敵なのです。2010/09/11
Saiid al-Halawi
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絶対再読するシリーズその3
毒モナカジャンボ
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当時の世界情勢・運動分析が大半を占めるので興味がないとかなり辛い。マルクスの弟子ラッサールがビスマルクに”接近”したことを買収されたのではなく当時のドイツ人として論理的なものであるとする見方は説得力を感じる。マルクス=エンゲルスのプロレタリア独裁に知的寡頭制への欲望を見出し、当時のドイツ語圏に見え隠れする汎ゲルマン主義の影を読み取る。国家の廃絶こそがプロレタリアートの解放の条件であるとするバクーニンは、反知性主義を採り実践を重視し、アナルコ・サンディカリズムへ向け運動を組織する。左翼の国家好きは宿痾。2021/01/19