高殿の古代学―豪族の居館と王権祭儀

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高殿の古代学―豪族の居館と王権祭儀

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  • サイズ A5判/ページ数 249,/高さ 24X17cm
  • 商品コード 9784560022276
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0021

出版社内容情報

 群馬県の三ツ寺1遺跡を発掘の嚆矢とする古墳時代の居館は、住居と祭祀場の性格を兼ね備えていた。それらの遺構に家屋文鏡、家形埴輪、神社建築を重ね合わせて古代豪族の館を復元し、人物埴輪や土器絵画、記・紀・風土記や万葉集を手がかりに、王権祭儀の起源と日本古代史の核に迫る渾身の力作。

内容説明

古墳時代の大居館遺構を中心に、家屋文鏡、家形埴輪、古社の社殿建築など広範な資料を駆使して古代豪族の姿を復元し、人物埴輪や土器絵画、記・紀・風土記・万葉を手掛かりに、王権祭儀の起源と実態を解明する。

目次

第1章 古代豪族の居館とその性格(「ハレの空間」と「ケの空間」;居館の経営者像;地域王権と水の祭儀;家屋文鏡の再検討;補章 名柄遺跡と葛城氏)
第2章 形象埴輪と古代王権祭儀(飾られた高床式家形埴輪;家形埴輪と王権祭儀;人物埴輪と王権祭儀)
第3章 神社建築の創造(造替される祭儀用建物;「ハレの空間」の聖域化;大社造建築と豪族居館の理念;出雲大社と高屋伝承)
第4章 高殿と古代王権祭儀(「タカドノ」表記の検討;タカドノと王権祭儀;タカドノ祭儀の遡源;タカドノ祭儀と古代王権;「見る呪術」と「聴く呪術」)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もるーのれ

2
古本屋で購入。古墳時代の豪族の館やいわゆる「神殿」的な建物について、実際の遺構や鏡・埴輪などの出土遺物、更には古代の文献史料も用いて大胆に推論していて、読み応えがある。この本が刊行されてもう30年も経つし、その間に考古資料はだいぶ増えたけど、それでも刺激の多い1冊だった。2020/11/23

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