出版社内容情報
精緻かつ要を得たフランス詩法研究。上巻=詩(形式と内容など12編)、律動、諧調、脚韻/下巻=詩節、定型詩、詩的許容、結語─自由詩と詩法の限界
目次
第5章 詩節(詩節とは何か;二行詩について ほか)
第6章 定形詩(定形詩の位置;古典的自由詩 ほか)
第7章 詩的許容(詩的許容とは何か;綴字法の許容 ほか)
第8章 結語―自由詩と詩法の限界(詩法の對象とした詩;古典的自由詩とvers lib´er´es ほか)
著者等紹介
鈴木信太郎[スズキシンタロウ]
1895‐1970。フランス文学者。芸術院会員。東京大学ほかで教授を歴任。教育者としては、先輩の辰野隆、山田珠樹に協力して、東京大学文学部仏文学科で、渡辺一夫、伊吹武彦、小林秀雄らを育て、学者としては、フランソワ・ヴィヨン、ステファヌ・マラルメ、ポール・ヴァレリーなどのフランス詩研究に大きな足跡を残した。『フランス詩法上下』はそのなかで最も輝かしい成果の一つであり、これによって1955年度の芸術院賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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