内容説明
山頭火の俳句を、水・雲・風・草・食・故郷・人生などテーマに沿って選び出し、平明な文章をとおして鑑賞する。
目次
笠へぽつとり椿だった
おとはしぐれか
分け入つても分け入つても青い山
空へ若竹のなやみなし
ほろほろ酔うて木の葉ふる
酔うてこほろぎと寝てゐたよ
へうへうとして水を味ふ
水のいろの湧いてくる
まつたく雲がない笠をぬぎ
あの雲がおとした雨にぬれてゐる〔ほか〕
著者等紹介
山村〓[ヤマムラコウ]
1941年、奈良県生まれ。関西大学大学院文学部国文学科修士課程修了。短歌結社『青樫』同人。創玄書道会大島柏苑氏に師事。短歌・俳句・詩など韻文を主とした研究に専念
永守蒼穹[ナガモリソウキュウ]
1950年、熊本県生まれ。金子鴎亭に師事。現在、日展会友、毎日書道展審査会員、創玄書道会常務理事・事務局長、跡見女子大学講師、大東文化大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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