出版社内容情報
自筆による「暗愚小伝」の清書原稿を精緻な印刷によって原寸・原色で再現し、草稿を付録。更に高村光太郎研究の第一人者による各詩篇の詳細な注解と「暗愚小伝」の成立と反響に関する詳細な解説を加えた。
内容説明
光太郎の詩人としての悲劇の基底を追究する詩篇。没後50年記念出版。自筆原稿の傑作を原寸、カラー版で紹介。
目次
詩稿 「暗愚小伝」高村光太郎(「暗愚小伝」清書原稿;「暗愚小伝」草稿 ほか)
1 詩篇注解(家;転調 ほか)
2 「暗愚小伝」の成立(雑誌『展望』;その発端―もう一つの構想 ほか)
3 反響(書簡;戦争責任論 ほか)
著者等紹介
北川太一[キタガワタイチ]
大正14年、東京に生まれる。東京工業大学卒業。晩年の高村光太郎に親しみ、没後、全集編纂の実務を手始めに、『高村光太郎全詩集』(筑摩書房)、『高村光太郎全詩稿』(二玄社)、『高村光太郎彫刻全作品』(共編・六耀社)『高村光太郎 書』(共編・二玄社)『高村光太郎 美に生きる』(共編・二玄社)『智恵子その愛と美』(共編・二玄社)など、資料の整備につとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。