朝日新書
世界一のトイレ ウォシュレット開発物語

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  • サイズ B40判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022734150
  • NDC分類 528.1
  • Cコード C0258

内容説明

おしり洗いから、脱臭、ふたのオート開閉などのハイテク機能の数々は、「かゆいところに手が届く」「至れり尽くせり」「心配り」といった日本人ならではの繊細な感性と、徹底したものづくりの姿勢から誕生した。ガラパゴス的に開発されながら、なぜ世界で受け入れられていったのか。

目次

第1章 ウォシュレットが日本のトイレを変えた
第2章 「文化」をつくる面白さに出合う
第3章 次世代便器「ネオレスト」の誕生とアメリカでぶつかった文化の壁
第4章 「アプリコット」から新型「ネオレスト」開発まで
第5章 節水、節電、デザイン―激化する開発競争
第6章 トイレの未来

著者等紹介

林良祐[ハヤシリョウスケ]
TOTO(株)レストルーム事業部ウォシュレット生産本部長兼、TOTOウォシュレットテクノ(株)社長。1963年福岡県生まれ。87年、東京理科大学理学部卒業後、TOTO入社。給湯機開発課を経て、93年より、初代ネオレストの開発に携わる。94年からアメリカに赴任。帰国後も、ウォシュレット関連の開発に取り組み数々の賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふろんた

18
製造業ってどこも継続的な技術革新に取り組んでいるから、実はやっていることは当然のことでTOTOが特別ではない。日本のトイレと入浴の作法はガラパゴス化しているので、文化さえ受け入れられれば、販路はまだまだ拡大できる。それにしても季節や時間帯に関係なく、ちょうどいい温度の水が照射される技術はすごいよなあ。2014/05/20

ヨクト

18
普段当たり前に使用するトイレ。日本のトイレって世界的に見ても先進的なんだ。下水が整備され、きれいに流れ、温かく、さらにはウォシュレットがついてる。お世話になっております。トイレは今や汚ない空間ではなく、リラックスの場ににもなる。これからどんなトイレ新時代が来るのかわからないけれど、ワクワクするぜ。2013/06/19

ceskepivo

14
「トイレは究極のプライベート空間である。そこでは人間の本質が現れるのだ。」との「あとがき」に納得。人体が進化しない以上、トイレの進化もあまりないだろうと考えていたが、将来的には健康状態のチェックもできるトイレを開発するとのこと。節水、節電、利便性、快適性を追求し、人類に貢献する姿勢には頭が下がる。「そこまでやらなくても」と思うこともあるが、「そこまでやってくれたら」という思いも同時にある。「押しっこ」は笑えた。 (追記)上記を投稿したら、ページの上部にトイレ交換の広告が現れました(笑)。2014/08/17

くろほ

14
トイレメーカーTOTOが歩んできた、ウォシュレットを日本中に普及させるまでの道のり。開発の苦労に始まり、役所との話し合いやテレビCMの波紋など、一筋縄ではいかない壁を乗り越えていく様子が面白い。少ない水できれいに流せることがこんなにありがたいことだったとは…。これからはウォシュレット使わせて頂きます。ただもう少し開発者や当時の責任者の心情に迫る書き方をしてもらえたら、読み物としてもっと面白くなったのになと思います。2014/02/24

kubottar

8
日本人でなければ思いつかなかったであろうウォシュレット開発物語です。「ウォシュレット」と聞くと、はじめて使った日の事を思い出します。一言、「感動」だったなあ。そういえば、我が家の古いウォシュレットのノズルがとれて使えなくなっているので直そうと思います。2011/11/23

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