内容説明
子育てから、秘め事までを絵馬にたくして。昔懐かしい絵馬240余点をカラーで掲載。後頁には全国御利益社寺案内を付す。
目次
幸せを願って(馬―諸願成就;尉と姥―長寿 ほか)
五穀豊穣(牛馬安全)・商売繁盛・諸芸上達(向い狐―五穀豊穣・商売繁盛・子授け;三猿―五穀豊穣 ほか)
子孫繁栄(蛤・粂平内―縁結び;幣持猿―安産祈願 ほか)
子供の成長(乳しぼり―乳授け;小児入浴・母子入浴―入浴嫌い ほか)
病気平癒(牛―瘡平癒・家運隆盛・学業成就;鶏―不眠・夜泣き・鳥目・眼病平癒 ほか)
禁酒・禁賭・禁煙・浮気封じ・縁切(本多忠朝の墓・徳利・酒樽―禁酒;賽と花札・賽と花札に錠―禁賭 ほか)
著者等紹介
岩井宏實[イワイヒロミ]
昭和7年(1932)奈良県生まれ。立命館大学大学院修士課程修了。文学博士。大阪市立博物館主任学芸員、文化庁文化財調査官、国立歴史民俗博物館教授・民俗研究部長、帝塚山大学長、大分県立歴史博物館館長を経て、国立歴史民俗博物館名誉教授、帝塚山大学名誉教授、大分県立歴史博物館顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rou
8
お風呂に入りたがらないこどもっちのための絵馬にいたく共感した。兵役から逃れられますようにとか縁きれますようにとかお乳出ますようにとか、人間の願望なんでもあり。それぞれに由来する神社の理由づけがもう少し知りたい。2020/01/12
鳩羽
6
神が坐する場所としての馬、そして供物としての馬が代わりの土馬、木馬になり、やがて馬の絵を描いたものとなり、そしてより直裁的に願いを伝えられるようなバラエティに富んだ絵も出てきて、という流れが面白い。乳をしぼっているような分かりやすいものから、向かい合ったひらがなの「め」のような判じものだったり、色んな絵馬が楽しめた。神に願いを伝えたいけれど、こっそりというか、秘匿性の高い方法が絵馬だったのかもしれない。そう思って見ると、絵馬がたくさん下がっている光景も少し怖い。2021/02/03
m
4
全国津々浦々、絵馬も様々。普段見かけないような珍しい絵柄もあり。今度神社やお寺に行ったら絵馬をチェックしてみよう。2020年30冊目。2020/02/26
月華
4
図書館 図書館の神仏コーナーで見かけて借りてみました。オールカラーで見ているだけでも楽しかったです。絵馬に場所によって特色があるのを知って、そうなんだ、と思いました。2015/02/15
千尋
4
絵馬は神社に奉納され、人々の祈りがこめられています**縁結びや厄除け等、様々な絵馬が紹介されています**個人的に夫婦和合を意味する大根の絵馬は面白いと思いました**2010/07/09
-
- 和書
- すてきな相棒!おかね入門