内容説明
“中国のやきもの”を知る、初の窯別の入門書。中国陶瓷界の第一人者による執筆。有意義な鑑定の項目。
目次
第１章 はじめに
第２章 定窯瓷の種類
第３章 窯詰めの方法
第４章 各時代の作風と表現上の特色
第５章 定窯に類するその他の白瓷窯との比較
第６章 定窯の倣製品とその鑑別
第７章 図版解説
著者等紹介
王莉英［オウリエイ］
１９３８年生。北京人。北京故宮博物院研究館員。国家文物鑑定委員会委員、中国古陶瓷学会常務副会長、秘書長
穆青［ボクセイ］
１９５４年生。河北人。河北省文物出境鑑定中心副主任、研究館員。国家文物鑑定委員会委員、中国古陶瓷学会副秘書長、河北省文物鑑定委員会秘書長
富田哲雄［トミタテツオ］
１９５１年生。東京教育大学教育学部芸術学科卒。専攻は中国陶磁史（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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15
定窯瓷についての本でした。確定していない定窯の場所や、その歴史について現在の説を紹介しながら、時代によって異なる手について相当詳しく書かれていました。見所は名品の解説とカラー写真で、それ以外の学術部分は真剣に勉強したい人向けだと思います。とはいえ、現代に至る稚拙な定窯倣なる贋物といっても過言でない代物の話なんか、ためになるというか面白いと感じて読めました。2018/02/28
