目次
油彩
版画・ドローイング
彫刻
陶磁・レリーフ
インダストリアルデザイン
写真
一平・かの子
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
8
一気に引かれた力強く厚みのある円と曲線、原色が広がる具象と抽象の混ざった広がり、それらが身体になろうとし、手足になろうとし、顔や目になろうとして蠢きざわめく。そのどれもは横に広がろうとし、上へ伸びて行こうとする意志を感じる。意識の深層から表層へ、意味をなそうとしながら無意味に留まる可能体としての作品群が、訪れた者を自身の意識と無意識のはざまに誘い、観覧の順序もないランダムで傾斜のある空間を歩くごと彷徨わせる。作者の作品を網羅的に収めたという本書は、図録ながら、そんな特異な美術館の時空も体感させてくれる。2023/04/18
ばん
3
改めて眠れぬ夜明けに向き合う。座して黙して。2012/08/25
ゴリチ
1
太郎らしい、エネルギッシュな作品集でした。 もっと太郎の画集が出ればいいのに・・・。2011/05/21
シロクマぽよんぽ
0
川崎市岡本太郎美術館編集の岡本太郎作品図録。こうして並べてみると、初期と晩年で印象が全く違う。特に気付かされるのは顔の有無で、『痛ましき腕』・『空間』と『こどもの樹』・『坐ることを拒否する椅子』あたりを比較してみると一目瞭然だ。ただ、岡本作品の顔は、具体的な顔というよりも、祭祀の仮面という意味合いが強いのだろう。シュールレアリスム(超現実)から出発した太郎にとって、仮面のもつ非日常性との遭遇は必然だったのかもしれない。そう考えると、太郎自らが現実を写した写真には、大きな意味があるんじゃないだろうか。2020/07/05
さぼん
0
足りないとき、私を内面から震い立たせる。死後、印刷媒体ですら人にエネルギーを与える岡本太郎。憧れ。2018/03/04