出版社内容情報
本書は、2018年4月に8年ぶりに改訂されたISO 9004を適切に読み解く上で大変有用な書籍です。
ISO 9004は、全世界で品質の管理運営の基準となっているISO 9001を、組織が自主的にＱＭＳを構築し改善するための指針です。
ISO 9001を取得している組織は、世界中に数十万ほどもあるといわれており、それらの組織はISO 9001取得後、いかに有効に運用し続けるかといった点に注目をしています。ISO 9004は、「ISO 9001を取得した後も持続的な成功を達成すること」を目的としており、まさにISO 9001取得組織が求める内容を規定してる規格です。
ISO 9001はそれらのマネジメントシステムの基本となる重要な考え方であり、今後も変わらず高い需要を維持し続ける分野であると考えます。すでに世界中で導入している組織が多く存在する中で、ISO 900１ないしISO 9004の運用に大変有用な本書はどの組織にも需要があるといえます。
経営・ビジネス、マネジメントシステムに関わる全ての人にとって、理解しやすく、実用的な内容となっております。
内容説明
変化の時代にふさわしい品質マネジメントの実践！組織の品質を高め持続的成功を達成するＩＳＯ９００４推奨事項を解説。ＪＩＳとＪＳＱＣ規格から具体的な実践に向けたヒントを紹介。新製品・新サービス開発管理、プロセス保証、小集団改善活動、方針管理・日常管理、品質管理教育。
目次
第１章 ＩＳＯ９００４の２０１８年改訂（ＩＳＯ９００４：２０１８の発行；改訂の経緯 ほか）
第２章 ＩＳＯ９００４の適用範囲、重要概念、モデル及び自己評価ツール（ＩＳＯ９００４の標題が示すもの；ＩＳＯ９００４：２０１８の適用範囲 ほか）
第３章 ＩＳＯ９００４の解説（組織の状況；組織のアイデンティティ ほか）
第４章 ＩＳＯ９００４からＴＱＭへ（ＴＱＭとその構造；品質保証と顧客価値創造 ほか）
著者等紹介
中條武志［ナカジョウタケシ］
１９８６年東京大学工学系研究科博士課程修了（工学博士）。１９８７年東京大学工学部助手。１９９１年中央大学理工学部経営システム工学科専任講師。１９９６年中央大学理工学部経営システム工学科教授。現在、品質マネジメントシステム規格国際対応委員会委員長（２０１２年～）。ＩＳＯ／ＴＣ １７６／ＳＣ ２／ＷＧ ２５（ＩＳＯ９００４改訂）メンバー。デミング賞審査委員会委員（１９９３年～）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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