WTO農業交渉〈2004〉主要国・日本の農政改革とWTO提案

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  • サイズ A5判/ページ数 231p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784541031877
  • NDC分類 611.48
  • Cコード C3033

内容説明

本書は、前回ウルグアイ・ラウンド(UR)合意の内容と特徴をみたのち、主要国:アメリカ、EU、カナダについて、農政改革と最近の政策展開、UR合意約束の実施状況、WTO農業交渉への提案を明らかにし、検討。続いて、日本提案の基礎ないし背景をなしている、コメ関税化、わが国の約束の実施状況、新農業基本法とその政策展開を踏まえ、日本提案の内容と特徴を明確にする。そして、交渉の争点を検討し、第3回閣僚会合決裂の背景をみたうえで農業分科会における到達点を考察し、今後の展望を考える、という構成をとっている。

目次

ウルグアイ・ラウンド合意(WTO協定):交渉経過・内容・特徴
アメリカ―1996年農業法後の農政展開とWTO対応
EU―「アジェンダ2000」とWTO交渉への立場
カナダ―農場単位の所得安定化政策とWTOへの提案
コメ関税化―背景・内容・意義
ウルグアイ・ラウンド合意に基づくわが国の約束と実施・実績
日本提案の基礎―食料・農業・農村基本法とその政策展開
WTO農業交渉への日本提案
交渉の争点と展望
第3回WTO閣僚会合の決裂と農業交渉
アメリカ2002年農業法―国内政策による農業所得維持を第一にする
WTO農業交渉の展開(1)―主要国のモダリティ提案とハービンソン議長提案
WTO農業交渉の展開(2)―米・EU妥協案、途上国連合の対抗、カンクン閣僚会合の決裂
農業交渉の枠組み合意(04年8月)

著者等紹介

服部信司[ハットリシンジ]
1938年静岡県に生まれる。1962年東京大学経済学部卒。一時商社に勤務。東大大学院経済学研究科修了。スタンフォード大学フード・リサーチ・インスティチュートに留学。経済学博士。岐阜経済大学助教授、教授を経て、1993年より東洋大学経済学部教授。1999年3月より、食料・農林漁業・環境フォーラム幹事長を兼務
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