内容説明
本書は、二つのブランドの舞台裏の話を単に物語的に書き綴ったものではない。この二つのブランドのありようを通じてわが国の食品産業界におけるマーケティングを通じた競争と協調の様相をわかりやすく描き出している。
目次
第1部 食品産業のブランド形成(ブランド・マネジメントの今日的課題とその理論;ブランド戦略と構築;製品開発とブランド戦略の実際―カレールウ市場の事例;マーケティング戦略におけるコンセプト・ブランドとポジショニングの有効性)
第2部 食品産業における販売促進(食品広告の販売促進効果―ひばりの「りんご追分」~青森りんご物語;タイアップソングによる食品テレビ広告の有効性;食品産業のより広範な市場創造をめざして)
著者等紹介
青谷実知代[アオタニミチヨ]
桃山学院大学大学院経営学研究科修士課程修了、経営学修士。2000年21世紀のブランドマーケティングのありようを探求するべく、青谷ブランドマーケティング・アソシエイツを設立。その代表として、地球環境保全型社会と男女共同参画型社会を目指しつつも、少子化が急速に進行する現在のわが国にあって、企業の提供すべきブランドは何かをテーマにコンサルテーションを始める。琵琶湖の西岸大津市に事務所を置くことから、必然的に“地球にやさしい”を基本に、水質保全などの環境保全的発想が仕事のベースになっている
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