出版社内容情報
農業・育種は人間が関わった生物の進化、人間と生物の共進化だとする見方から農業のあり方を問う。育種研究者による進化理論の創造的整理であり、地域での生物間の認め合いを基点に自然と人間の調和を考える異色作。
目次
第1章 生物多様性への問い
第2章 地球の歴史と生物の歴史―その働き合い
第3章 身近な植物の語りかけを聞く―帰化植物と栽培植物に地域性をみる
第4章 分子の化学と生物多様性
第5章 環境変化と遺伝変異の発現
第6章 生物間の働き合い
第7章 植物と人間の共生としての農業
終章 生物と人間を結ぶ世界観の構築