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出版社内容情報
食べる営みと社会構造とのかかわり、食・台所仕事に込められた意識、価値に迫る。
内容説明
「食べること」を文化として考えていくのが「食の文化」。本講座は、味の素および味の素食の文化センターが1980年より開催してきた「食の文化シンポジウム」および「食の文化フォーラム」の成果をまとめたもの。
目次
序章 家庭の台所・食事空間の構図
第1章 台所という空間
第2章 台所道具の原像
カラー企画 つくる場所の100年
第3章 食器の美学
第4章 食卓の風景
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tama
13
図書館本 2/3は求めてた情報で楽しんだ。友人が疑問持った事に引きずられて 沖縄では個人茶碗がない(庶民の箸がどうかは不明)主人と長男は欠けたりしてない食器使用。平城京の頃から勤め人に自分の椀が現れる。箸も使われてた。朝鮮では椀を手に持って食事するのは失礼。椀を置いたままが作法。高床式文化から清潔な床に履物を脱いで登り座して食の形に。西欧、中国は長いこと土間文化で履物のまま高いテーブル(土間からの土埃避けるため)での食事。欧米などの外調理・外食事BBQは土間生活が地面の延長なことが影響してるのかも。2019/12/17
茶坊主
3
日本のマイ茶碗問題(?)が気になって、とりあえず地元図書館で。 「食の文化フォーラム」という場で発表されたものをまとめたものだから、著者もテーマも多岐にわたる。 この巻で取り上げられているのは、台所空間の変遷、考察に始まって、台所道具、食器、食卓風景の変容。 始めは苦戦したし、飛ばし読みした部分も多いけど、興味の尽きない内容だった。 韓国はマイ茶碗、なのね。 それぞれのページの下に紹介される、昔の台所道具の解説が楽しい。 2019/10/14