出版社内容情報
日本の水産物の供給・流通の問題点を、需要の動向を展望しながら追究。養殖漁業、沿岸・沖合漁業の資源管理型漁業への転換、スーパーなどの大量消費型販売から専門小売店の高品質・多様性重視型販売への転換など。
目次
1 総論―新たな漁業秩序と水産物の安定的供給(日本人の食生活における魚介類;資源管理型漁業への転換―生産と加工流通の変貌)
2 資源管理型漁業への転換とわが国水産業の動向(わが国水産業の動向;資源管理型漁業への転換)
3 水産物需要の動向―小売店・外食店・中食店の攻勢が需要を変える(ダイナミックに変わる水産物需給;小売業・外食産業・中食産業が需要を創造する)
4 水産物流通構造の変容と価格問題(はじめに;産地流通の動向と問題;消費地卸売市場をめぐる諸問題;消費地卸売市場をめぐる諸問題;小売構造の変容と量販店の動向;90年代の流通問題と価格(形成)問題)