出版社内容情報
本書は,大学や学部を問わず,さまざまな専攻の大学生を対象に,社会や政策のことを学び,自分の興味関心をベースにした政策リサーチを考えることを狙いとした入門書である。幅広いテーマの入門的な内容の書物なので,これから大学へ進む高校生や大学院を考えている社会人の方,学生を指導している教員の方などにも手に取ってもらえるものと考えている。
第1部(第1~5章)は,大学での学び,グローバル化,情報化,オープンデータ,エビデンスベースドポリシー,さらにデザイン思考的なアプローチや,関連する教育研究事例を紹介している。総論的に,社会や政策のことを学び,自ら考えることを促す内容となっている。
第2部前半(第6~8章)は,政策科学の基礎と関連話題,後半(第9~10章)は,政策リサーチの概要と研究計画書のケーススタディ,実際の研究論文を紹介している。長く積み上げられてきた政策科学のエッセンスを学び,政策リサーチを組み立てていくポイントを知り,自らリサーチ案の検討を促す内容となっている。
目次
第1部 総論(多様な学びと政策;グローバル化の潮流;情報化の潮流;政策と情報;被害想定の情報と政策)
第2部 各論(政策科学の生成;政策科学の基礎;政策科学の展開;政策リサーチ案を作る;政策リサーチの実例)
著者等紹介
佐藤慶一[サトウケイイチ]
1978年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了、博士(政策・メディア)。東京工業大学都市地震工学研究センター研究員、東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター助教、准教授(任期付)を経て現職。現在、専修大学ネットワーク情報学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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