出版社内容情報
文明系を全自然史のなかで捉えなおすことによって、地域的存在としての人間の存在構造や世界の総体構造を明らかにし、西欧中心主義の単線的発展史観に代わる多系的発展の歴史観を提示。現代文明の危機克服を展望する。
内容説明
全自然史と人類史を統一し、西欧中心主義の単線的発展史観を克服する“自然=文明系の歴史哲学”。
目次
1 総説 文明の危機と人類史における現代の位置―地球危機克服の思想概論
2 文明系と自然の関係を根源から総体的にとらえる世界認識―地球危機時代の世界認識の方法
3 文明系と自然の相互作用の総過程をとらえる歴史認識―地球危機時代の歴史認識の方法
4 世界の論理的存在構造からみた文明の二類型―東洋型文明と西洋型文明