出版社内容情報
地域や時代の限定を越え、長久な人類史の全般的な考察に根ざす昌益思想。この人類的遺産である昌益思想を細切れにし、太陽は黒点だらけで真っ黒だと言うに等しい従来の昌益研究の欺瞞を徹底的に論破した畢生の労作。
目次
第1章 歴史観・革命観
第2章 現状観・過渡期論
第3章 人間観
第4章 労働観
第5章 共産主義思想史上の昌益
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1.3manen
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万人直耕で有名な江戸時代の農業哲学。権力の否定と労働の肯定(5ページ)。聖人は搾取階級であり、「不耕貪食ノ徒」は生産者に寄生して衆人の生産物をアテにする集団である(66ページ)。人の成果を横取り、あるいは札束をちらつかせてかっさらうかのようなイメージがする。その後も聖人批判が続く。結果的には国家論とのことである(89ページ)。学者を遊民と見ていた(191ページ)。現代の学者は大学に学生集めの営業までするので、営業マンとかサラリーマン化してきたが。地方自治は邑政(ゆうせい)といった(217ページ)。極論か。2012/12/09




