出版社内容情報
高度に組織化された産業と経済にも原初の基盤をなす原理があり、その理解抜きに模倣も克服もあり得ない。産業の最も純粋で本質的形態が実現してゆくプロセスを中世の農業や農村工業に見、未来に活かすべき途を探る。
目次
第1部 未来への後戻り(進歩の条件;国は土地より興る)
第2部 開発モデルとしての中世(中世における進歩;封建体制;社会と労働 ほか)
第3部 第三世界に役立つ中世(百聞は一見に如かず―模型;進歩に役立つ水平水車;農村婦人のための応用技術;中世の発展と第三世界の発展;中世技術を生かせる未来)