出版社内容情報
日中気鋭の日本思想家が、和辻哲郎、中井正一、古在由重、高桑純夫、田村泰次郎、竹内良知、鶴見俊輔など、戦後日本の思想・文化をリードした現代日本思想家を論じる。
内容説明
中国・山東人民出版社との日中共同出版。戦後50年の今、自己と日常から世界を見、「思想なき時代」に問う思想の意味と姿勢。
目次
戦後思想の前後左右
和辻哲郎―倫理学における戦前と戦後の間
中井正一―民衆文化の創出にかけた戦闘的生涯
古在由重―理論と実践の統一をめざす求道者の姿勢
高桑純夫田村泰次郎―戦後意識としての主体性論
竹内良知―日本的近代意識り形成を模索した思索者
鶴見俊輔―戦後思想としての日本的プラグマティズム