出版社内容情報
日本農業賞受賞農家が綴る養豚人生。豚舎に寝転んで豚を見る、など斬新な視点から経営難を乗り越える道を探る。そして、研修生たちの感動的な挿話の数々が、生命を育む農業の輝きを農家だけでなく都市住民にも訴える。
目次
第1章 心がうごくとき(仏壇にわびる母;学生ストライキに起つ;こんな農業がしたい!;妻との出合い;養豚を志す;はじめての大事業;年賀状は決算報告)
第2章 いのちを見つめる(ようやく生まれたはじめての子豚;観察から生まれた自動給水器;糞尿は豚が自分で掃除する;豚だってきれいな空気が吸いたい;エサの思わぬ落とし穴;「走る豚」の秘密 ほか)
第3章 人に育てられる(教育の怖さ、すばらしさ;もう一人の家族;あんちゃんのおとうさん;あんちゃんのすばらしい力;小学生と豚たち;九九ができない青年;複式簿記との格闘;はじめての女性研修生)