内容説明
手のかからない子がいい子だなんてそんなのは大きなまちがいですよ。人生のどこかで、親は子どもにたっぷり手をかける必要があるんです。ベストセラー『子どもへのまなざし』の著者、児童精神科医の佐々木正美先生がたくさんの子育ての悩みに、あたたかく、時に厳しく、真摯に答えてくれます。
目次
第1章 悩み多き時代の子育てだからこそ
第2章 わがままな子、心配な子と言われて
第3章 集団生活の入り口で
第4章 上の子の気持ち、下の子の気持ち
第5章 ママだって傷ついている
子育ては育ちあいQ&A
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mariya926
114
「手のかからない子がいい子だなんて、そんなの大きな間違いですよ。人生のどこかで、親は子どもにたっぷり手をかける必要があるんです。小さいころに手をかけさせてくれる子が本当はとてもいい子なんです」最近は前より手がかからなくなってきたと喜んでいましたが、逆に時間と体を使って子どもがしたい遊びを満足するまで遊んであげれていなかったことを気がつきました。遊ぶことがしんどくなっていました。「どんなに待ってあげても最後に怒ったら意味がなくなる」もグサッときました。知り合いに紹介してもらった本ですが読めて良かったです。2019/09/07
コージー
64
★★★★★ベストセラー作家でもある、精神科医の佐々木先生が、子育ての悩みに答えていく形式。親と子、どちらにも愛情あふれる優しいまなざしを向けて語りかけてくれる。悩んでいる方がいたら、ぜひ読んでほしいオススメ本。ちなみに、前著「子どもへのまなざし」から学んだ“過保護に育てろ、過干渉になるな”という考え方は、私の中でいまでも生きています。【印象的な言葉】①親は保護者です。教育者ではないのです。②「目の前のたった一人の人を愛し続けることは、世界中の人をひとまとめにして愛するより困難だ」2018/06/03
niisun
21
我が家には佐々木正美さんの本が3冊ありますが、とにかく分かり易いし、府に落ちることが多いです。本書は、親からの様々な質問に佐々木氏が一つ一つ応えていくので、とても具体的で、かつ一般化されてないのがとても良い♪発達に凸凹がある子どもを育てる親である自分には響く言葉がたくさんあります。「最初に我慢するのは、子どもではなく親」「“見て!見て!”なんて言われるまえに、見てあげることから始めましょうよ」「遊びの中でしか、道徳観やルールの必要性は学べない」「育児書を読む時間があるなら、お子さんを見てください」etc…2019/10/30
麦焼酎(ミユキ)
16
発達障害や育児本は、これ読みたいなぁと思うと佐々木正美さんの本にあたる。正しい正しくないなんて事まだまだわかんないし、障害児であれ定型であれ正解なんてないのですが、、、ちょっと不安になったときに、うんうん、としながら読むことができるなと。あたし一人だし、多分いろいろもっと抱えていくことあるんだろうけど、うんうん、と、立ち止まりながらも、がんばんなきゃねーー2015/10/21
鈴
16
今まで読んだ育児書で一番しっくりきた。「手のかからない子がいい子だなんてそんなのは大きなまちがいですよ。人生のどこかで、親は子どもにたっぷり手をかける必要があるんです。小さいころに手をかけさせてくれる子が本当はとてもいい子なんです。」この言葉に救われる。息子とまったく同じような子に対して「大輪の花が咲く」と書いてあり、安心できた。育児のバイブルにしたいくらい。図書館で借りてきたけど、購入しようかな。2012/02/11