- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 学習
- > 文明・文化・歴史・宗教
出版社内容情報
世界の文明は川のほとりに生まれ、川に育てられた。そして自然が壊れるとき文明も亡ぶ。水にまつわる創生神話、治水が生んだ権力、潅漑がつくった社会、水田稲作と日本文化、水車と産業革命など水と人の歴史と未来。
内容説明
人類の文明の歴史をさかのぼると、農耕・灌潅の発生にまで行きつきます。水と川は、人類が採取・移動生活から、栽培・定着生活に移行するに際して決定的ともいえる役割を果して、今もなお、地球という水惑星をやさしく包んでいます。母なる水が涸れる時、文明もまた亡びてしまうのです。
目次
文明は川のほとりに生まれ、川にはぐくまれた
川を治めるものは天下を治める
自然をこわすと文明も失われる
稲作文明が日本人をつくった
灌潅が社会をつくる
水車と産業革命
砂漠を緑に〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワタナベ読書愛
0
1989年刊行。大河の流域に文明ができたこと、灌漑施設を整備することで国が発展すること、戦争時に水の供給減を破壊すること、大きな川を利用した新しい産業が発達して世界の歴史を変えてきたこと…などが、壮大で美しい絵を見るとわかる。子ども向けの絵本だが、年齢問わず、古代文明や歴史が好きな人には、ロマンや想像を掻き立てる素敵な本。文字だけではなかなか難しいことを、絵を見ることでわかってしまうのが素晴らしい。水田を大切にした日本の先祖の偉大さなども伝わってきて、水や川、環境を大事にしようと改めて思った。川は偉大だ。2023/02/10
-
- 和書
- 微分積分学講義