出版社内容情報
ピザってどこから伝わった食べもの?イタリア?アメリカ?そのルーツを探ると、イタリアのナポリにたどりつく。小麦、オリーブ、バジル、トマトを育てて、モッツァレラチーズをつくり、薪窯でピザの原点、マルゲリータを焼いてみよう。
ピザは、子どもも大人が好きな料理。でも、そもそもピザとは何かと、改めて聞かれて答えるのは意外と難しくありませんか? この本では、ピザがどんな食べものか、ピザのふるさとであるイタリア・ナポリで生まれた理由、そこから世界に日本にどう広まったか、その歴史的経緯もふまえながら、素材である小麦、トマトなどの育て方、チーズのつくり方なども紹介し、実際に子ども自身でピザをつくってみて、そこから自分と世界とのつながり、日本の農業や食文化などについても関心を持てるようにします。
また、庭先でつくれる石窯のつくり方も紹介。ピザをつくることを通して薪窯づくりや火起こしを「イチから」やってみます。
内容説明
「イチから」はじめよう。わたしたちのくらしになくてはならない、食べものや着るもの、道具の多くは、いまでは、自分でつくらなくても、手にすることができます。そのいっぽうで、それらをだれが、どこで、どのようにしてつくっているのか、とてもみえづらくなっています。そもそもの素材である自然のものから自分のアタマとカラダを使って「イチから」つくってみると、みえづらくなっていたものがみえてきます。日々のくらしを支えている農家の人たちや職人さんの営み、世界の人びとや、歴史とのつながりにも気づかされるでしょう。いまのくらしや生き方をみつめなおすきっかけになるかもしれません。さあ、「イチからつくる」くらしのはじまりです!
目次
ピザと名のつくものはたくさんあるけれど…
そもそもピザは、どこの国の食べもの?
ピザのはじまりは、どんなパン?
ピザらしさって?ピザの食材は、どこから?
トマトは、イタリアでも新しい野菜!
ピザを自分たちでつくるには、どうしたらいいか?
コムギと小麦粉のはなし
自分たちで育てられる作物は、どれだろう?
塩と酵母とチーズとオリーブオイルのこと
ピザの生地を発酵させる
ピザのソースとチーズをつくる
生地をピザの形にのばして広げる
やっぱり真のナポリピッツァは、薪窯で焼かなくちゃ!
簡易薪窯で焼くか、フライパンとトースターで焼くか
ピザをつくって、みえてきたこと
「イチからつくる」ということ
著者等紹介
小田原学[オダワラマナブ]
1963年福井県坂井市生まれ。1989年地元、三国町に喫茶店『バードランド』を開店。その後、『ピッツェリア バードランド』となる。1997年~2002年、毎年ピッツァの修業にナポリへ。ナポリで著名なピッツェリア『’O CALAMARO』でガエターノ・エスポージトに師事、そして『Add’o Gualione』でサルヴァトーレ・ウルジッテリに師事。2002年には真のナポリピッツァ協会の認定を受ける。2018年にスタートした立命館大学食マネジメント学部のピッツァプロ協会(AVPN)」代表理事兼チーフエリアリーダー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。