出版社内容情報
中国がルーツと思われていますが、実は中国に「ラーメン」はありません。日本のラーメンは明治時代、中国との交流によって伝わってきた麺料理が始まり。戦後は、大陸からの引揚者が日本各地で中国料理店を開いたことから、各地でさまざまなラーメンが生まれました。肉団子や丸鶏を煮出した肉のだしと、煮干しやかつお節などの和風のだしを合わせて、醤油ダレ、味噌ダレなどで味つけます。小麦粉にかん水を混ぜた麺の打ち方も披露。タレをスープでのばし、ゆでた麺を入れれば完成。基本を押さえれば、あとは自由自在にアレンジできます。
内容説明
わたしたちのくらしになくてはならない、食べものや着るもの、道具の多くは、いまでは、自分でつくらなくても、手にすることができます。そのいっぽうで、それらをだれが、どこで、どのようにしてつくっているのか、とてもみえづらくなっています。そもそもの素材である自然のものから自分のアタマとカラダを使って「イチから」つくってみると、みえづらくなっていたものがみえてきます。日々のくらしを支えている農家の人たちや職人さんの営み、世界の人びとや、歴史とのつながりにも気づかされるでしょう。いまのくらしや生き方をみつめなおすきっかけになるかもしれません。さあ、「イチからつくる」くらしのはじまりです!
目次
中国の麺料理とラーメンは、別のもの?
日本人好みの味として日本で生まれたラーメン
中国の麺のつくり方いろいろ、日本へのつながり
浅草來々軒の「支那そば」、札幌で名づけられた「ラーメン」
各地でいろいろに花開いた日本のラーメン文化
麺もスープも、手間ひまかけてつくられている!
むかしはメリケン粉、いまは専用の準強力粉
小麦粉から、世界の経済や政治がみえてくる!
ラーメンを「イチから」つくるって、たいへん!
2種類の肉のスープと和風だしを組み合わせる
ラーメン定番の具は、メンマとチャーシュー(煮豚)!
しょうゆ、みそ、塩、味はタレで決まる
切り麺で、はじめての麺づくり
ゆでて、スープにしょうゆダレ、具をのせて盛りつけ完成!
イチからつくって、みえてきたこと
「イチからつくる」ということ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
いお
ris3901
ひさちゃん
Koichi Yamashita