出版社内容情報
ペットボトルを使って、生ごみからバイオガスをつくるノウハウを紹介。できたガスでお湯をわかし、運動会のトーチを灯そう!
内容説明
捨てるなんてもったいない!さぁ、メグルちゃんといっしょにバイオガスをつくろう!
目次
生ごみが、エネルギーになる
燃えるガスをつくるのは微生物
牛の胃の中は、どんな世界だろう?
ペットボトルで牛の胃をつくる
生ごみからメタンをつくる
安全のための注意点!
できたガスでお茶をいれよう
生ごみをお茶にする、地域のエネカフェ
残った液体で野菜を育てる
家庭にも1台、メタン発酵装置
みんなでつくったメタンの炎を燃やそう
わたしたちも森になれる
著者等紹介
多田千佳[タダチカ]
石川県立金沢泉丘高校理数科出身。現在、東北大学大学院農学研究科准教授。専門は環境微生物学、有機性廃棄物処理。近年は、生ごみや油などの有機性廃棄物からバイオガスエネルギーを生産し、資源循環する仕組みについて研究している。宮城県鳴子温泉に開いた「エネカフェ・メタン」で、2015年グッドライフアワード・環境大臣賞グッドライフ特別賞を受賞
米林宏昌[ヨネバヤシヒロマサ]
1996年スタジオジブリに入社。『千と千尋の神隠し』『崖の上のポニョ』など多くのアニメーション制作に携わる。『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』で監督を務め、2015年よりフリーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
27
娘さん、借りてきたとたんに食いつきました。「これは用意できる…」などとぶつぶつ言いながら読んでいましたが、危険性が高いと知ったとたん「やらない」。ただ、生ごみを燃やすことで問題が起きるのなら、やはり土に戻したい…という気持ちは強くなったようです。2020/09/14
ふじ
21
地域本。メタン発酵研究者が各地でワークショップした内容を、それ以外の地域にも伝わるよう書籍化したもの。絵はなんとアリエッテイの米林監督。(あとがきの「微生物をアニメーションにしたら面白い」という発想!)再生可能エネルギーに興味のある地域なので、講座候補に頭に入れておく。気になるのは脱硫剤のその後(埋め立て)と、牛農家はもっと簡単にメタンの恩恵にあずかれないのかなぁってこと。2021/10/05
ほんわか・かめ
19
木を植えることよりも簡単で二酸化炭素も減らせるという。でもなんだか難しそう。出前授業も行っているとはいうけれど…。〈2020/農文協〉2022/11/23
うー(今年も遅くなります)
15
私たちが出したゴミが、私たちが使うエネルギーに変わる、変える手段。牛の胃の中を 2リットルのペットボトルにおきかえ分かりやすく説明されている。ガスを出しきった後の液体が肥料としても使えるなんてすごい。2020/05/21
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
4年生ブックトーク授業。今回は【SDGs】をテーマに選書。ほぼ絵本なので、自分が借りた本がSDGsのどの項目に当てはまるかを考えるのが冬休みの宿題。(答え合わせは担任と)間違ってもいい、考えることが大切。2022/12/14