著者等紹介
白石ちえこ[シライシチエコ]
神奈川県横須賀市生まれ。アジアの国々をめぐる旅の中で写真を撮りはじめる。千葉県船橋市主催の写真講座に参加、作品制作をはじめる。日常にある記憶の原風景をもとめて撮影をつづける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
79
国内で出荷される赤いバラの9割のシェアを持つ品種「ローテ・ローゼ」。深みのある濃い赤、ビロードのような手触り、花びらの先が反りかえってとがる花形は、品種登録されて20年以上のロングセラー。そんな伝説の赤いバラを育種で創り出したバラ農家・浅見均さんの農家絵本。バラの品種改良の方法と醍醐味が良く分かる。花の色やカタチだけでなく、トゲや茎の長さ、花もちの良さにもこだわる。「僕がこだわっているのは、つぼみからだんだんに開いてきて、満開まで開ききる。開いて散るまでをみせるというのが、理想の花のカタチだと思ってる」2016/05/01
みーなんきー
15
伊丹市のバラ育種家、浅見均さん。本やノートは使わずとも、どのバラの品種の特性も全て頭に入っているという。長い経験で身に付いた種のでき方、発芽や花の特性全ての情報から、最高の品質を作り出す。ベテランには愛があり、楽しんでやっている様子が伝わってくる。2015/03/21
たまきら
3
勉強になりました。バラという世界で一番愛されているといってもいいお花がどのように作られているか、ひとつの形を知ることができます。「咲き切るまで、楽しめる」とか、もう胸がキュンキュンするセリフがたくさん。この方でプロフェッショナル1本作れるなあ!2015/03/23
遠い日
1
「農家になろう」シリーズ6。花農家の浅見均さんの仕事。バラの育種と栽培を手がける浅見さん。自分で交配して新しい品種を追求する。納得のいくまで後輩を重ねて、作り出す真紅のバラ。花瓶にさして、蕾から開き始め、開き切るまでの過程を楽しめるのが本来のバラだという。そういえば、いつまでも蕾のままだったり、開いて2〜3日で首が垂れてきたりして、値段のわりにがっかりすることがままある。バラとはこうあるべきという矜持がすばらしい。2025/02/18
のん@絵本童話専門
0
バラ農家の浅見さんを取材。オリジナルの至高のバラを求めて、育種栽培する試行錯誤の様子を描いている。2024/04/20