内容説明
季節は夏。キャンプや登山などで、自然に接する機会も多くなります。そんな夜に、意外な動物が、意外な事件をひきおこしていきます。夜な夜なトイレにやってくるシカ、カメラにイタズラするツキノワグマ、都会にすみついたクマネズミなど。
目次
夜な夜なトイレにやってくるのは?
人を化かすムジナの正体は?
森のカメラにイタズラしたのは?
猛獣の声の正体は?
夜の都会で大いそがしなのは?
カエルが栄養ドリンクをのみにきた?
著者等紹介
宮崎学[ミヤザキマナブ]
1949年、長野県に生まれる。精密機械会社勤務を経て、1972年、独学でプロ写真家として独立。中央アルプスを拠点に動物写真を撮り続け、「けもの道」を中心とした哺乳類、および猛禽類の撮影では、独自の分野を開拓。現在、「自然と人間」をテーマに、社会的視点に立った「自然界の報道写真家」として精力的に活動している。土門拳賞、日本写真協会年度賞、講談社出版文化賞など、数々の賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ヴェネツィア
280
夏篇。夜な夜なトイレにやってくるのは?いろいろな動物の可能性があるけれど、今回はシカだった。彼らの目的は「泥なめ」。ミネラル分を摂るためである。今では各地で害獣として駆除の対象となっているシカ。奈良公園や宮島で見る分にはいいのだけれど。続いてはムジナの正体は?これはタヌキともアナグマとも。アナグマも増えているようだ。私は食したことはないが、アナグマは結構おいしいらしい。やはり駆除されたりしている。これではもはや人を化かすどころか。意外だったのは、夜の森に「ウオーン」と響き渡るおそろしい声の正体。2024/11/18
たまきら
19
あはははは、クマのカメラマンだ!と借りてきました。本文に詳しい状況が書いてありますが、とにかくおかしい!トイレの妖怪にはどきどき。2017/08/05
サルビア
8
熊って好奇心旺盛なんだ。2014/07/25
遠い日
6
シリーズ2。野生動物たちの暮らしかたが、激変していると感じる「事件」多発。キョンが野生化しているなんて知らなかった。そして、その鳴き声が猛獣並みに恐ろしいことも。自動販売機の明かりが、生き物たちの餌場になっていることも、改めて認識。夜の自動販売機のあたりに、よく虫が飛んでくるのは記憶にあるけれど。2019/03/12
ポチくん
4
抜粋して読み聞かせ。熊のエピソードが受けました。シリーズ中ではこの夏編が一番好きです。2020/01/31
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- 和書
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