JA総研研究叢書
大規模経営の成立条件―日本型農場制農業のダイナミズムと苦悩

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  • サイズ A5判/ページ数 326p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784540122637
  • NDC分類 611.7
  • Cコード C1061

目次

日本型農場制農業を現場の視点から考える
第1部 平坦・水田地帯における規模拡大の過程と耕地分散への対応(「地方区」型展開と「全国区」型展開―滋賀県湖北町(現長浜市)の大規模借地経営の15年
大規模借地経営の多様な展開と大規模集落営農の行方―石川県加賀平野にみる「全国区」型の規模拡大と「地方区」型の農地集積
都府県大規模個別経営の圃場分散の実態と背景―石川県川北町を事例に
大規模借地経営展開地域における広域的農地利用調整の意義と限界―静岡県旧磐田市南部地区の取組みを対象に)
第2部 大規模経営の展開と地域資源管理(地域農業資源管理における大規模経営体の対応―「全国区」型のTD農産と「地方区」型のTK法人の比較;条件不利地域における大規模経営と集落の緊張関係―大分県臼杵市野津町;農業参入企業の経営展開と地域―中山間地域における農業参入企業の経営展開と地域農業資源管理)

著者等紹介

安藤光義[アンドウミツヨシ]
東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。1966年、神奈川県生まれ。東京大学大学院農学系研究科博士課程修了。博士(農学)

山浦陽一[ヤマウラヨウイチ]
大分大学経済学部准教授。1979年、東京都生まれ。2007年、東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了。博士(農学)

大仲克俊[オオナカカツトシ]
社団法人JC総研基礎研究部研究員。1981年、愛知県生まれ。高崎経済大学大学院地域政策研究科博士後期課程修了。博士(地域政策学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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人生ゴルディアス

4
知らないことだらけでとても面白かったし、限界集落移住からの陰湿な村八分で~みたいなやつってほぼ山間の印象だったけど、本書を読むと限界集落側が無知蒙昧と言うより、その環境だとその対応が最適解、というふうに感じた。山間の農業の資本効率が死ぬほど悪いうえに、何十年と同じ場所で、農道や水路などの環境資源管理を集落ぐるみでやらざるを得ないとなると、キラキラトライアンドエラーとかやってたら即詰む感じなのだろう。地域おこし協力隊みたいなのですぐもめるのも、大体が改革やるやらない系の話に起因してるし。2023/02/22

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