内容説明
冒頭の特集で紹介した生産者は16人。たとえば和歌山県の温州ミカンの生産者の的場清さん。通常より出荷時期を遅らせるなどの方法で品質を維持するとともに、5キロ箱にして家庭で購入しやすくしている。岐阜県中津川市の塚本實さんは、地元の菓子業者の需要に応える品質を維持するため管理しやすいクリの超低樹高仕立てを開発。それぞれ地域の条件に合わせて精緻な栽培技術を作り上げている。その他、品質を高めたり、販売期間を調節するために開発された貯蔵法も注目の技術。写真はその一つで、ブドウの房を小分けして密閉容器に入れれば2ヶ月鮮度が保持できる。
目次
生産者が取り組む4つの不況克服法(販売方法の工夫で乗り切る;新需要に対応・地元の加工業者と連携;徹底した省力化とコスト削減;低樹高化で高品質生産)
品質アップ、日持ち性も向上する新貯蔵法―出荷時期をずらして有利販売
新たな需要を開拓!新品目・新品種
新技術・新研究