内容説明
本書は篤農技術のひとつである深水栽培の理論と実際、そして安定生産を支えるために行なわれてきた優れた栽培技術について解説するものである。
目次
序章 わが国のコメ生産に科せられた技術的課題
第1章 深水栽培―潅漑水による生育制御
第2章 深水で大柄・太茎・大穂のイネを目指す
第3章 合理的な深水管理と高温障害を回避する落水後の水管理
第4章 深水栽培イネの物質生産の特徴
第5章 深水による耕種的雑草防除の可能性
第6章 安定生産を支えた潅漑水利用の歴史―巧みな水の駆け引き
終章 深水栽培の現代的意味と可能性
著者等紹介
大江真道[オオエマサミチ]
大阪府立大学生命環境科学域附属教育研究フィールド准教授。博士(農学)。1967年宮城県仙台市に生まれる。1990年東北大学農学部農学科卒業。1992年東北大学大学院農学研究科博士前期課程修了、大阪府立大学農学部助手。同大学大学院生命環境科学研究科講師を経て現在に至る。この間、1998年博士(農学)号取得(東北大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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