内容説明
ジャワ島の東部で、米づくりをしている農家の様子を覗いてみましょう。どんなごはんを食べているのでしょうか。
目次
朝ごはんは簡単です
昼ごはんはしっかり食べます
家のまわりには、たくさんの食材があります
米と大豆の組み合わせは、日本と似ています
台所の様子を覗いてみると
一週間の料理です
安心な高温加熱が基本です
暑くても食欲の出る味付けです
あやつの音を聞き分けて
マナーには厳しいのです
お祝いの特別料理があります
断食明けのお祭りがあります
地域によって料理が違います
インドネシアのごはんをつくってみましょう
もう少しインドネシアのごはんの話
著者等紹介
銀城康子[ギンジョウヤスコ]
1956年、青森県生まれ。管理栄養士。2年半フランスに滞在し、フランス在住日本人の食生活調査、フランス各地の日常食調査を行なう。帰国後も、非常勤講師や執筆活動をしながら、世界各地の日常食調査を続けている
加藤タカ[カトウタカ]
東京都出身。イラストレーション、キャラクターデザインをはじめ、絵本制作、子ども番組用の映像制作など、幅広く活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
297
本書を見ていて思うのは、これぞインドネシア料理といえるものが見当たらないこと。インドネシアは、とんでもないくらいの多民族国家であり、言語的にもインドネシア語はマレー語(イヴァン語)を基礎にした半ば人造語でもあるなど、多様性の中にこそ、その本質があるのだろう。私のインドネシア体験はバリ島にしか行ったことがなく(延べ滞在日数は約2か月)いたって偏っているのだが、そこでよく見られたのは、「ミー・ゴレン」(焼きそば様のもの)と「ナシ・ゴレン」(焼きめし)。そしご馳走は「バビグリン」(子豚の丸焼き)だった。2023/09/07
yomineko@猫と共に生きる
67
先程の某国でぐったりした後だから余計おいしそうに思えるのはさすがアジアだなぁと思った😊食中毒が発生しやすい地域なため炒める揚げる茹でる!ナシゴレンは本当においしい!食事が終わった後、家庭内では各自自分が使った食器を洗うという文化、習慣がまた素晴らしい✨✨✨2023/08/01
猫
13
図書館本。いろんな国の家庭のごはんを見てみよう、なシリーズのインドネシア編。日本と全く気候が違うのに、大豆製品とお米の組み合わせを大事にしているという共通点が。味付けは南国らしく辛いもの、酸っぱいもので、食中毒の予防の為にも高温で調理する揚げ物がメインだそう。夜は家族そろって食べるけど、朝昼はそれぞれがバラバラに食べるというのにちょっと驚き。2018/02/22
遠い日
8
「絵本世界の食事」シリーズ17。暑い国らしく食材は豊富。この国も香辛料の活躍する料理が多い。調理道具も見たことのないものがあっておもしろい。スマトラ島、ジャワ島、行って見たいところです。2020/02/11
スゲ子
8
高温多湿なインドネシアの料理はなんだか「暑さ」との戦いのようです。食中毒を防ぐために、揚げ物、炒め物、炒め煮など油を使った加熱調理が基本。スパイスやハーブは細菌の繁殖防止。暑さで落ちがちな食欲(暑い国の人も暑いのはツラいらしい。父談)を刺激するための酸っぱいスープやサクサクのクルプック、そしてやっぱりスパイス!長時間火のそばにいなくて済むような調理スタイルはマネしたい。あと納豆、豆腐、醤油があるのにびっくり!日本のものとの違いも面白いです。「米と大豆の組み合わせ」に親近感!2017/04/22