内容説明
みなさんはにんじんのはながさいたのをみたことがありますか?きれいにさいたにんじんのはなでは、いったいどんなできごとがおこっているのでしょう。
著者等紹介
澤口たまみ[サワグチタマミ]
1960年岩手県盛岡市生まれ。岩手大学農学部修士課程修了。専攻は応用昆虫学。著書にエッセイ集『虫のつぶやき聞こえたよ』(白水社、第38回日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など
降矢なな[フリヤナナ]
1961年東京生まれ。スロバキア共和国のブラチスラバ美術大学・版画科にてデュシャン・カーライ教授に石版画を学ぶ。スロバキア共和国ペジノク市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nakanaka
78
降矢ななさんの絵が素敵でした。可愛いようでリアルなタッチがちょうど良かったです。また人参の花を見たことがなかったので勉強になりました。きついようで実は優しいカマキリのおばさんとキアゲハの幼虫たちにほっこりしました。2016/05/26
あすなろ
74
【育児】14年出版。まずは、農文協の絵本なんてと過去の本屋勤務経験より驚いた。図書館ならではの本。さて、一株のにんじんを巡る虫達の小食物連鎖の様を描いた絵本。ターゲットは何歳なんだろう。ちと、そこは分からず。でも、良い絵本だと思う。食物連鎖を描こうと思うとこれぐらいの文章量とページ数は必要かも。絵がいい。2018/02/18
たーちゃん
30
息子は蛹になったあおむしたちを見て「あっ…ちょうちょになるね」と言っていました。こんな優しいカマキリばかりならいいんですけどね。2022/02/25
喪中の雨巫女。
23
《図書館-新刊》かまきりには、人参の花がよく似合う。しましまあおむし達の、華麗なる変身が、素敵でしたね。(笑)2014/06/14
遠い日
20
降矢ななさんのいつもと少し異なるテイストの絵がいい。虫たちの世界を紹介する絵本であるので、本来の「科学」の部分も少し取り入れつつ、物語はかまきりのやさしさにスポットを当てる。キアゲハの幼虫が10匹もいたら、それはそれは大変な勢いで平らげたことだろうと思うと、住処を追われたかまきりがちょっと哀れ。羽化したキアゲハたちの美しさと言ったらたとえようがないくらい。2015/11/04