内容説明
イナ作作業の順を追って、春の田んぼの準備から秋の刈り取り、乾燥調製までの作業のやり方を追う。
目次
作業名人への道
作業の実際 育苗編
作業の実際 田んぼの準備編
作業の実際 田植え編
作業の実際 田植えしてから収穫まで
作業の実際 収穫後の作業編
著者等紹介
佐藤次幸[サトウツグユキ]
1952年、福島県北塩原村に生まれる。1970年喜多方農業高校卒業後、3年間、冬の間川崎の工場に出稼ぎして機械工作を学ぶ。その後、公務員だった父を助けて農業の見習い期間を過ごす。1980年、本格的に自分の目標に向かって営農を開始し、作業受託を始める。その後、イナ作に加えてハーブ栽培を始め、収穫したものは自分で販売する自立経営を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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joyjoy
9
イネつくりの実際を何も知らない自分が読んでも、ひとつひとつの工程が全体の流れの中で合理的に行えるよう、よく考えられているのが伝わってきて、爽快感がある。ラクラク作業のための3つの心構えは、イナ作作業だけでなく様々な場面で応用できそうだ。①10俵以上とろうと欲をかかない、②すべての作業を完璧にとは考えない、③機械を使い倒すつもりで手作業を減らす。③については、機械を最大限に使いこなすための工夫を考えたり、メンテナンスの手間を惜しまない姿勢にも頭が下がる。急がば回れ。楽しむには知恵と工夫を。スローで行こう!2025/08/09
はにゅ
1
トーク形式で田んぼの世話の一部始終を解説。イネ作りをやったことのない人が読んでも面白いのは、サトちゃんがユニークな合理主義者だからだと思うのです。いわば、農文協版DASH村。2014/07/18
Masaaki Inoue
0
非常に良い手引書だと思います。田植えと稲刈の前には毎年読み返しています。 慣行稲作の範囲内での改善例がいっぱい。