内容説明
フィールドに残る痕跡から野生動物のことを知る方法。
目次
序章 アニマルトラッキングをはじめよう
第1章 アニマルトラッキング 情報編
第2章 体験編 富士五湖周辺観察ルポ
第3章 野生動物の生態 小型哺乳類編
第4章 野生動物の生態 中・大型哺乳類編
第5章 野生動物の生態 野鳥編
第6章 アニマルトラッキング 装備編
第7章 野生動物撮影術
付録 アニマルトラッキング用語辞典
著者等紹介
外川英樹[トガワヒデキ]
1970年、富士河口湖町船津生まれ。2002年、河口湖フィールドセンター・自然共生研究室を経て、自然・動物写真家として独立。現在は富士北麓森林組合にて里山のあり方、野生動物と人工林のあり方、野生動物と人間との関わり、松くい虫の駆除についての方法など、体を張って日々、研究中。環境省・富士箱根伊豆国立公園指導員、山梨県・自然監視員、日本自然保護協会・自然観察指導員、大月市の自然を守る会・副会長、富士河口湖町公認ネイチャーガイド(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamakujira
8
足跡、糞、食痕、巣穴など、野生動物の痕跡を探して、動物の生態に迫るアニマルウォッチング、なかなか出会えない動物たちの影を見ると、人間だけの土地じゃないってよくわかる。ただし「入門」と謳ってるからか、総花的すぎて話が散らかってる感じの上に、それぞれの情報量が乏しい。この本を読んでアニマルトラッキングに興味を持っても、これだけじゃなかなか実践できないだろう。富士山麓のほかにもフィールドの紹介が欲しいかな。 (★★★☆☆)2016/07/19
みのにゃー
5
誰に対してかかれた本なのか。観光地や登山道で動物の跡を見て楽しむのはいいけど。フンを持ち帰ったり、足跡を石膏で採取したり、研究者向けなのかな。この本に付け加えてほしかったこと、猟期に私有地の山に入らないこと。持って行った物は全て持ち帰ること。遊びで山に入って荒らしてほしくない。2016/07/17
フラボノ
1
いろんな動物がいた痕跡を探すための入門書。こいつを知っておけば、近くに熊がいたサインを見逃さずに済む、かもしれない! 木についた縦線は上から下なら熊の爪研ぎ、下から上なら鹿の角研ぎ、みたいな。カミキリムシが産卵した跡!? あかん、やっぱ難しいわ自然!2025/03/25
けい
0
道の真ん中で自己主張が強い糞はテン。タヌキとニホンカモシカはため糞。ニホンシカは楕円で、野うさぎは丸い。よし、とりあえずこれだけ覚えてフィールド行くぞ!
中嶌まり
0
動物の足跡探しという面白いテーマ。個人的には小説のネタに使いたいです。2016/08/17