内容説明
健康‐環境‐住まい‐食生活‐産業がつながる「風土生活」、地域自然を取り込み一体化した民家風景の諸相など、風土を生かした個性的で多彩な暮らしや景観、地域計画つくりなどの小論文を紹介。
目次
暮らしと景観 論文集(自力と他力―「風土生活」のすすめ;地方の暮らしと産業の再生は「風土の偉力」で―地方開発と郷土的意識;大自然との調和美、民家の旅―南信地方の民家風景とくに天竜川流域について;山地と平場をつないで地域丸ごと温泉公園を―温泉地諏訪建設の提唱;乾燥風土をさらに生かす産業連関で強固な経営と暮らしを―坂城の地理的観察;「若い谷」の美しい産業と暮らしの景観―鬼無里の渓谷;梅樹の分布が語る風土性―渓谷がつくる風土を究明;住みやすく住みがいがあるむらをめざして―農村計画の制定とその提唱)
三澤「風土学」私はこう読む(「風土」の思想・農の思想;教育創造と教師像;産業・暮らし・地域づくり;建築、土木と景観形成;「風土産業」としての農業)
三澤勝衛の生涯と教え(三澤勝衛の一生と思想・学問・業績―三澤勝衛についての試論;三澤勝衛と太陽観測;三澤先生の教えと「三澤先生記念文庫」)
著者等紹介
三澤勝衛[ミサワカツエ]
1885(明治18)年長野県更級郡更府村(現・長野市信更町)の農家に生まれる。尋常高等小学校卒業後農業に従事しながら勉強し、小学校の代用教員になる。その後検定試験に合格し、地理科教員免許を取得。1920(大正9)年長野県立諏訪中学校(現・長野県諏訪清陵高校)の教諭になり、「自分の目で見て自分の頭で考える」教育の実践と、独自の「風土」の思想を確立し、風土に根ざした地域産業・暮らし・地域づくりに生涯をささげた。太陽黒点の観測・研究者として国際的に高く評価されている。1937(昭和12)年8月18日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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