内容説明
現在、わが国の経営政策上、認定農業者をはじめとして、めまぐるしく変わる経営環境への高い適応能力を持つ有能な経営者の育成が急務となっている。本書の結論に即していえば、経営者の能力を総合的に高めるため、経営管理能力と同等かそれ以上に、経営者の心理面に作用する経営者資質の向上に向けた取組が必要とされる。
目次
序章 研究の背景と課題
第1章 経営者能力論の史的展開
第2章 農業経営における経営者の経営管理能力
第3章 農業経営における経営者のリーダーシップとモチベーション
第4章 農業経営者能力の構成―経営管理能力と経営者資質の統合分析
第5章 農業経営者能力をめぐる課題と展望
著者等紹介
鈴村源太郎[スズムラゲンタロウ]
1972年東京都に生まれる。1998年東京大学大学院農学生命科学研究科修了。同年4月農林水産省入省、農業総合研究所(現・農林水産政策研究所)配属。2007年10月より農林水産省経営局経営政策課併任。2008年4月より農林水産政策研究所主任研究官。博士(農学)。専門分野:農業経営学、経営者能力論、担い手政策論、都市農村交流論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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