目次
第1章 茅葺き小屋を建てる(思い立ってから設計まで;よいとまけをして棟上げに至る;茅屋根を葺き、壁を塗る)
第2章 聞き書き 伝統建築を支える人々(栗材―佐々木栄次郎さん;左官―八巻六郎さん;和釘―平川力さん;茅葺き師―伊藤正章さん;藁縄―斎藤勝勇さん ほか)
著者等紹介
原田紀子[ハラダノリコ]
1948年埼玉県生まれ。東京大学理学部卒業。国立科学博物館勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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森
9
ふと茅葺の民家の屋根の構成はどうなっているのかなど、民家園の茅葺屋根を観て気になっていたので、図書館でこの本を見かけ借りました。竹の野地材、稲藁、茅、杉皮、茅と重ね、竹で抑える、これの繰り返し。基本、防水は杉皮が担当することになる、最近は杉皮ではなくトタンを使う例が多いらしい。(また茅葺の家の新築は確認申請がおりないとのこと。確かにいわれてみれば耐火性能は茅葺屋根にはないわな)2017/07/01
へへろ~本舗
2
徹頭徹尾昔風に拘って茅葺きの小屋を建てる。こごとこうべいのような著者の下で職人さん達は大変だったろうなと…。このくらい拘って主張をしないと伝統的茅葺き小屋は建てられなかったのかな?材料の入手、職人の手配など大変そう。しかし出来上がった小屋は美しい。 後半は伝統建築に携る方々のインタビュー。 伝統を護り絶やさず次へと引き継ぐ為の苦労、大変だ。2024/11/18
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