内容説明
ねっとり、ほっくりのサトイモ。煮物やきぬかつぎにして食べると、とてもおいしいイモだ。このサトイモ、じつはとても古い時代から食べられてきたイモなんだよ。サツマイモやジャガイモよりも、もっと古く縄文時代には、もう日本人の食材として利用されていたと考えられているんだ。サトイモを育てながら、イモと日本人のくらしについて、いろいろ調べてみよう。小学校低学年以上。
目次
古代から食べられてきたイモ
南太平洋には、イモが主食の国もたくさんある!
大きな葉が美しいサトイモのイモは地下茎
ミズバショウもマムシグサもサイトモの仲間
親イモ・子イモ・孫イモ…種類も名前もいろいろ
春に種イモを植えて、秋に収穫!(栽培ごよみ)
畑の準備をしよう
ていねいに草とり、土よせ、水やりをしてだいじに育てよう
いよいよ収穫、イモ掘りだ!
鉢でも育てられるかな?ヤツガシラを水栽培しよう
寒さは苦手!病気や害虫に気をつけよう
寒さは苦手!病気や害虫に気をつけよう
サトイモの葉柄(ずいき)で、紙をつくってみよう!
サトイモの花はみられるかなぁ?
ずいきもおいしい!イモを洗おう!
きぬかつぎに焼きイモ。さぁ」、おいしく食べよう!
著者等紹介
よしのひろみち[ヨシノヒロミチ]
本名・吉野煕道。1940年東京都生まれ。1960年京都大学農学部入学。1964年京都大学ネパールヒマラヤ遠征隊員としてアンナプルナ南峰(7,210m)初登頂。1966年京都大学農学部卒業(遺伝学専攻)、塩野義製薬株式会社入社。1969年同社退社、京都大学ブータン学術調査隊副隊長(翌年2月まで)、帰国後財団法人木原生物学研究所研究員、サトイモの研究に着手。1972年岡山大学農学部助手。1973年京都大学学士山岳会ヤルン・カン遠征隊員としてヤルン・カン(8,505m)初登頂に参加。1994年京都大学博士(農学)。1997年岡山大学農学部助教授。2006年岡山大学退職、農学部特別教育・研究員、財団法人進化生物学研究所客員研究員、10月より中国科学院昆明植物研究所客員教授
じょうめはやと[ジョウメハヤト]
本名・城芽ハヤト。1955年秋田県横手市生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。以後フリー。2005年個展「若葉のころ」(ギャラリーハウスマヤ)。書籍装画ほかエディトリアル・イラストレーション多数。成田屋後援会会員。東京イラストレーターズ・ソサエティ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。