内容説明
ステーキ、ハンバーグ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、みんな大好きな牛肉、おいしい牛肉。でも、日本で牛肉がふつうに食べられるようになったのは、明治時代になってからなんだ。それ以前1200年ほどのあいだは、日本では肉を食べることは禁止されていたんだよ。いまでは、世界に名だたるおいしい牛肉、和牛を育てる日本。子ウシを飼いながら、日本の和牛の世界について、調べてみよう。
目次
江戸時代末に、西欧人が舌鼓を打った和牛肉のサシ
日本の和牛はどこからやってきた?
薪や塩を運び、田畑を耕すウシから食べるウシへ
ウシは草の化身、しっぽは虫よけ
肉を食べるためのウシたち(品種紹介)
ウシの一生、和牛のライフサイクル(飼育ごよみ)
さあ、ウシを飼いはじめよう!
子とりをするか、肥育をするかで、育て方がちがう
ウシの草刈り出前「モー刈る」をしよう!
ウシと人との約束「子孫を絶やしてはいけない」
子ウシのあつかい方。こんなとき、どうしよう?
生きたウシが肉になって食卓にのぼるまで
牛肉の生い立ちを追跡してみよう!
牛肉の部位とおいしい食べ方いろいろ!
おいしいステーキの焼き方
著者等紹介
うえだたかみち[ウエダタカミチ]
1938年高知県春野町生まれ。1960年麻布獣医科大学(現麻布大学)卒業。東京の生活に憧れ在住したがすぐに挫折、1961年に高知県畜産職員、現場と行政と試験研究をほぼ三等分に勤務、1998年に畜産試験場を退職。現在は「デタコタ編集室」(ハウスオフィス)を開き、むらとまちの交流を軸に、フィールドワークのかたわら地元の大学で畜産や食糧の非常勤講師
ささおとしかず[ササオトシカズ]
1954年生まれ。多摩美術大学立体デザイン科卒業。雑誌・書籍の挿絵、CDジャケット、音楽・映画紹介などを手がけるイラストレーター。1996年第18回講談社絵本新人賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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