内容説明
BSE問題とは何であったのか。18世紀以降の世界と日本の歴史を振り返り、教訓を引き出し、食の安全システムを構築するためにいま必要なことを洗い出す。
目次
第1部 BSE問題とは何であったか(BSEと異常プリオン問題の特徴;BSEから派生した諸問題)
第2部 食の安全システムをつくるために(BSE問題に関する調査検討委員会の報告書;新しい食の安全システム構築の動き;法改正と行政変革の方法論について;日本ハムの牛肉表示偽装事件と企業の倫理;今、消費者に問われているものは)
年譜 世界と日本のBSE・異常プリオン問題の軌跡
著者等紹介
藤原邦達[フジワラクニサト]
医学博士。長崎県福江市久賀島生まれ。旧制大阪高等学校、大阪大学工学部卒、京都大学医学部衛生学教室助手をへて、京都市衛生研究所主幹、この間、大阪大学工学部衛生工学講師、立命館大学法学部講師を兼務。定年後、大阪大学、京都光華学園短大講師、日生協学者懇談会幹事、食の安全委員会代表、生協総合研究所評議員、コープこうべ、大阪パルコープ、とちぎコープ、とやまコープ、大分コープ、ならコープなどの技術顧問、洗剤・環境科学研究会会長などを歴任。専門は環境、食品衛生学
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