出版社内容情報
主要果樹13種で被害が見られる32のウイルス病、ウイロイド病の被害病徴等をすべてカラー写真で解説し、具体的かつ最新の検定法も併せて収録した。現地で罹病樹を的確に見抜き、対策するための一冊。果樹では本邦初。
内容説明
現在、果樹栽培にたずさわる農家の方たち、また関係者に求められる果実の高品質化、生産の安定化への要望は高まっており、その実現に、ウイルス病、ウイロイド病の対策を抜きにしては考えられない状況にある。本書ではそのための基本的知識、すなわちウイルス病、ウイロイド病が樹体でどのような病徴を現し、被害を招くのか、などとともに、それを回避するにはどのようにしたらよいか、何に気を付け、どうすれば樹体を健全に保てるかを解説。とくに果樹別の各論では被害状況、検定植物の病徴等のカラー写真をできるだけ多数示し、現場の役に立てるように努めた。主要果樹13種で被害が見られる32のウイルス病、ウイロイド病について採り上げている。
目次
1 病原体(ウイルス;ウイロイド)
2 検定法の概要(ほ場診断;生物検定法;室内検定)
3 ウイルス・ウイロイドの無毒化と防除対策
4 各論(カンキツ類;リンゴ;ブドウ ほか)
著者等紹介
家城洋之[イエキヒロユキ]
1942年三重県生まれ。1965年三重大学農学部植物病理学教室卒業。1965年農林省蚕糸試験場中部支場。1973年農林水産省果樹試験場興津支場。1975~76年農林水産省熱帯農業研究センター併任(タイ国長期在外研究員)。1996年農林水産省果樹試験場。現在、独立行政法人農業技術研究機構果樹研究所ブドウ・カキ研究部長、農学博士
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