出版社内容情報
独特の食味、豊富な機能成分、滋養強壮効果で注目の山菜。野生種栽培化の問題点を解消し、省力的・安定的に高収益をねらえる親株養成から育苗、鱗茎養成、軟白生産までの栽培体系を中心に、栄養価値と売り方も紹介。
内容説明
優れた薬効が魅力、寒冷地の特産として注目の山菜。薬効・栄養価は出葉始めが最も高く、軟白栽培によって健康野菜としての価値と市場性が高まる。育苗3年、根株養成1年、5年目に軟白茎を生産・販売。その後は、根株の補充なしで面積の拡大や根株の販売もできる。
目次
第1章 ギョウジャニンニクはこんな植物(注目の有望新野菜;ギョウジャニンニクの形態 ほか)
第2章 生理・生態と栽培ポイント(低音遭遇は必須要件;種苗の入手・増殖は容易 ほか)
第3章 栽培の実際(採種用母本畑の設置;母本の管理と採種 ほか)
第4章 収穫と販売の方法(市場の動向;市場出荷の荷姿 ほか)
第5章 栽培事例(1~3月末まで出荷―大規模な状込み床軟白栽培;高齢者グループが効率の高い栽培を目指す―小規模のボックス軟白栽培 ほか)
著者等紹介
井芹靖彦[イセリヤスヒコ]
1940.1.31、樺太敷香生まれ、北海道空知郡北村で育つ。1959.3、道立岩見沢農業高校卒業。1961.3、道立農業技術講習所修了。1961.6、北海道職員に採用、農業改良普及員として釧路支庁、十勝支庁、網走支庁、宗谷支庁、根室支庁において飼料作物、乳牛・畜産、経営の技術普及並びに地域活性化事業に従事する。2000.3、根室支庁北根室地区農業改良普及センター所長を最後に定年退職。1992.12、「アルファファ栽培技術改善とその普及・指導」により北海道草地研究会賞受賞。現在、「堆肥に反応する作物の検索」をテーマにギョウジャニンニク、ハマボウフウ、その他の山菜類や作物の栽培研究を行ないながら、農園開設を視野に行動している。きたねむろ山菜エコランド事務局長、オーガニック・プランツ・アドバイザー、北方系機能性植物研究会会員(会長、北海道東海大学工学部教授、西村弘行)
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